更新日:2024年10月11日
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ロタウイルス予防接種
ロタウイルス感染症
ロタウイルスによる感染症の主な症状は、急性胃腸炎(ロタウイルス胃腸炎)です。
ロタウイルス胃腸炎は、5歳以下の乳幼児に多くみられ、急激な嘔吐と水様性の下痢便を繰り返し、発熱もみられます。また、嘔吐・下痢に伴う脱水やけいれん、腎不全、脳症などの合併のため入院に至る場合があります。
急性胃腸炎で入院する原因としてロタウイルスが最も多いといわれています。
接種間隔・回数
ワクチン |
対象者 |
回数 |
回数・間隔 |
ロタリックス (1価) |
生後6週~24週まで (ただし、初回は14週6日までの接種を推奨) |
2回 | 前回の接種から27日以上の間隔をおいてから接種する。 |
ロタテック (5価) |
生後6週~32週まで (ただし、初回は14週6日までの接種を推奨) |
3回 | 前回の接種から27日以上の間隔をおいてから接種する。 |
- 初回接種は14週6日までに接種することが推奨されており,これ以降の接種は腸重積症のリスクが高まるとされています。
- ロタウイルス胃腸炎を予防するとともに、重症化を予防します。現在ロタテック、ロタリックスの2種類がありますが、効果に違いはありません。
- 2種類のワクチンの併用はできません。
- 口から飲んで接種する経口生ワクチンです。
副反応
ぐずり、下痢、咳、鼻みず、発熱、食欲不振、嘔吐、鼓腸(腹がふくれること)、腹痛、皮膚炎、胃腸炎、腸重積症などがあります。
腸重積症状にご注意ください
接種後に、腸重積と思われる症状(ぐったりする、泣きと不機嫌を繰り返す、顔色が悪い、嘔吐を繰り返す、イチゴジャムのような血便、お腹のはりなど)がみられた場合は、すぐかかりつけの医師へご相談ください。初回接種から7日間は、腸重積のリスクが増加する可能性があるとされています。この期間はとくに注意してください。
予診票
生後1か月半を目安に3回分の予診票を送付します。
接種料金
無料
実施医療機関
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