更新日:2024年10月11日
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BCG
結核
日本の結核はかなり減少しましたが、まだ3万人を超える患者が毎年発生し、大人から子どもへ感染することもあります。
また、結核に対する抵抗力はお母さんからもらうことができませんので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になったりすることもあり、重い後遺症を残すことになります。
BCGワクチンの接種
BCGはスタンプ方式で、上腕の2か所に押し付けて接種します。接種したところは日陰で乾燥させてください。10分程度で乾きます。
標準的な接種時期
対象者・回数
1歳未満に1回接種
副反応
接種後2週間から1か月の間に、接種した跡に赤いポツポツができ一部に小さくうみを持ったりします。その後約4週間でかさぶたができて治ります。これは異常ではなく、BCGがついた証拠です。バンソウコウを貼ったりしないで、そのまま清潔を保ってください。
まれに、わきの下のリンパ節が腫れることがありますが、全身的に異常がなければ心配する必要はありません。リンパ節の腫れは特別な治療をしなくても2~3か月ぐらいで小さくなるでしょう。
また、お子さんが結核にかかったことがある場合は、接種後10日以内に接種局所が赤く腫れたり化膿したりします。(これをコッホ現象といいます。)この反応が見られた場合は、接種した医療機関を受診してください。
接種について
接種方法
個別接種
接種料金
無料
実施医療機関
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