更新日:2024年10月11日
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2種混合の予防接種
2種混合予防接種
乳幼児期に接種している「3種混合」または「4種混合」の第2期となり、百日ぜきを除くジフテリアと破傷風の免疫レベルを上げるために必要となる接種です。
標準的な接種期間 |
対象者 |
回数 |
---|---|---|
11歳 |
11~13歳の誕生日前日 |
1回 |
※乳幼児期に必要な基礎接種(3種混合または4種混合)を受けていない方は、この2種混合ワクチンの接種だけでは十分な免疫が獲得できない可能性があります。追加接種(任意接種のため自費)が必要となりますので、医師と相談のうえ接種してください。
予防する病気
破傷風
破傷風菌は土の中に潜んでいて、けがなどをした時に傷口からヒトへ感染します。菌が作る毒素が中枢神経をおかすため、筋肉の硬直やけいれんを起こし、発病した人の約20%が死亡する怖い病気です。患者の半数は自分や周りの人では気がつかない程度の軽い刺し傷が原因です。日本中どこでも土中に菌がいますので、予防接種を受けておきましょう。
ジフテリア
ジフテリア菌の飛沫感染によって起こります。感染は主にのどですが、鼻にも感染します。症状は高熱・のどの痛み・犬吠様のせき・おう吐などで、偽膜(ぎまく)と呼ばれる膜ができて窒息死することがある恐ろしい病気です。発病2~3週間後には菌の出す毒素により心筋障害や神経麻痺を起こすことがあります。
日本での患者発生数は年間1~2名程度ですが、予防接種を受ける人が減ると再び流行する可能性もあります。
副反応
注射した部分の発赤・腫れ・硬結(しこり)などの局所反応が主ですが、2~3日のうちに消えてしまいます。また、接種後午前0時間以内に37.5℃以上の熱が出る頻度が3~4%あります。
接種後、高熱・おう吐・けいれん・その他異常な症状があった場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
接種について
予診票
11歳1か月になる月に個別通知します。
接種料金
無料
実施医療機関
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