更新日:2024年2月15日

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令和6年

新しい姶良市の幕開け~来月いよいよ開庁~

 新しい年度、令和6年度になりました。この春から新入生、新社会人になった皆さん!おめでとうございます。今年は「甲辰」年。これには「成功という芽が成長していき姿を整えていく」という意味があるといわれています。新たな世界で希望を胸に前進する皆さんの成長と成功を願っております。
 ここに白黒写真が2枚あります。「太鼓踊り」と「自衛隊西部方面隊による音楽隊パレード」の模様を写したものです。これらは昭和36年(1961年)旧姶良町役場が新しくでき上がった際の「役場庁舎落成祝賀会」で披露されたシーンを写したものです。庁舎が完成したのは9月30日でした。姶良町郷土誌には「鉄筋コンクリート造り2階建て、堂々たる近代的庁舎が完成」とその時の様子が記載されています。12月に行われた落成式には約4千人が参加したそうです。その中で、祝賀飛行の自衛隊機が墜落するという悲しい事故も起きていますが、手元にある祝賀会の写真からは新しい役場が開庁した喜びとこれからの町の発展を期待している様子がわかります。
 63年の時が流れ、令和6年(2024年)の5月。いよいよ姶良町役場と同じ場所に新しい姶良市本庁舎が開庁します。63年ぶりの大きな出来事に立ち会えている私たちは、未来の姶良市民に記憶と記録を残していかなければなりません。姶良市は今、成熟したまちへの成長をめざしています。まだまだ未熟なところも多く成長の過程にあります。これから先60年後はどうなっているのでしょうか?成熟したまちとなり活気に溢れているのでしょうか?新本庁舎は、これから先の姶良市をずっと見つめていくことになります。

子ども館「ちるどん」~来月オープン~

 落語を聞くのが趣味です。江戸時代や明治時代の風俗や社会を巧みに描いた古典人情噺が好きです。師匠に弟子入りしたての新米落語家さんがまず習う前座噺に「子ほめ」という噺があります。
 落語ではおなじみの「熊さん」と「ご隠居さん」が登場人物。ある時、お世辞を言えばお酒にありつけると知った熊さんが「相手の歳をひとつでも若く言えばいいんだよ」とご隠居さんにお世辞の使い方を教えてもらいます。さあ、お酒好きの熊さん。同じ長屋に住む八さんに子供が生まれたことを思い出し、早速、八さんに家に行ってお酒にありつこうと赤ん坊を褒め始めます。「失礼ですが、赤ん坊のお歳はおいくつですか?」「おいおい、生まれたばかりだよ。まだ一つだよ」「ええ!生まれたばかりですか。それにしてはたいそうお若い。どう見ても、生まれる前でございます」と褒めるのです。ここが「子ほめ」のサゲ、笑いどころとなるんですね。
 この時代は、子どもが生まれると長屋のみんなでお祝いをしたり世話をしたりしていたといいます。支えあって生活する「相互扶助」の考え方が当たり前だったので、こうやって騒々しい熊さんが「おせっかい」に来ても気にならなかったのでしょう。
 4月に開設する子ども館「ちるどん」は、そういう「おせっかい」ができる施設になりたいと思っています。熊さんのように騒々しいのは困りますが、子育てに困ったら気軽に相談ができ、みんなで育てていける環境を整え長屋の住民のように子供たちの成長を一緒になって見守っていきたいと思っています。みんなで姶良市の未来の宝をすくすくと大きく育てていきましょう。

明日は我が身と捉え…~能登半島地震~

新年を迎えた元日の夕方。石川県の能登半島を中心にマグニチュード7.6の地震が襲いました。地震や津波などによる直接死の数では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次いで3番目に多い災害となりました。亡くなられた方々に心よりお悔やみを申し上げますと共に被災されたすべての方々に衷心よりお見舞いを申し上げます。
改めて日本が地震列島であるということを思い知らされ、いつ自分に降りかかるかわからない災害の怖さを感じました。姶良市ではいざという時のために多くの自治体や企業と防災協定を結び、避難者の支援や物資の供給など対策を講じてはいますが、災害は人間の想像をはるかに凌駕するものであると認識しています。
今回の災害では、SNS上でのデマの拡散が目立ち、新たな災害時の警戒事項だと指摘する専門家がいます。このデマの拡散によって被災者は、より不安に陥り復旧や復興の妨げになるのは容易に想像できます。根拠のないフェイク動画を面白半分に流し、被災地を混乱させるという事態もあるそうです。また、動画配信の再生回数を増やすためだけに危険な被災地に乗り込む輩もいるといいますから本当に迷惑な話です。このようなことは日頃の防災訓練では想像できない事態ですが、対処する課題として意識すべきことだと思います。
災害はいつ襲ってくるかわかりません。明日は我が身と捉え、常に防災の意識を高めておくことが大切です。多くの犠牲者、被災者を出した今回の能登半島地震。困難を乗り越え一日も早い復旧・復興がなされることを心から祈念しています。
がんばれ!石川。がんばれ!能登。

 

 

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