更新日:2023年8月15日

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令和5年

 

 

 

                                              

 

 

日本一の超高層ビル~東京都が首位奪還~

11月24日、日本一の高さの超高層ビルが開業しました。東京都心に聳える「麻布台ヒルズ」です。高さ330m、地上64階建て。見上げても見上げても、てっぺんが見えない超高層ビルです。「麻布台ヒルズ」の完成で30年ぶりに東京都が「ビルの高さ日本一」を奪還したとありました。私は興味が湧きました。これまで日本一の高さを巡ってどんな競争の歴史があったのだろうかと…。
紐解きますと…1993年までは東京・新宿の「都庁ビル」が日本一でした。しかし、その年に「横浜ランドマークタワー」が完成し日本一の座は神奈川県に移ります。2014年には大阪府にできた「あべのハルカス」が首位を奪い、王座は関東から関西へと移ったのです。そして、先月「麻布台ヒルズ」の開業により、東京都が30年ぶりに念願の日本一を奪還した!という歴史なんですね。
建物の高さを競う。なんだか現代っぽい感じもしますが、豈図らんや!日本には昔からその風潮があったようです。時は平安時代。国内には3つの背の高い建築物がありました。「雲太・和二・京三」。これだけでは何のことだかさっぱりわかりませんが、これは三大建築物を覚えるために当時作られた言葉だそうです。「雲太」は出雲大社。当時、一番高かったので「出雲太郎」と呼ばれていました。「和二」は奈良の大仏殿の「大和二郎」。「京三」は京都御所の大極殿で「京三郎」と呼ばれていました。このように日本人は、覚えるための言葉を作るぐらい大昔から背の高い建物をかなり意識していたようです。
麻布台ヒルズ内にはオフィスのほか学校や芝生エリア、果樹園まであるそうですが・・超高層ビルなど無縁な田舎暮らしの私などには、まさに雲の上の世界。手の届かない天空の城でございますネ。

もうすぐ土木の日~生活基盤を支える力~

11月18日は「土木の日」。「土木」の2文字を分解すると十一と十八になるからだということですが・・なるほどその通り!よく気付いたものだと感心します。
私たちの生活の身近にある「土木」という言葉ですが、その語源はとても古い時代に遡ります。北海道大学元総長の丹保教授によりますと、語源は紀元前2世紀の「淮南子」という書籍にある「築土構木」という言葉からで、それを基に明治時代の初期に「土木」という言葉が現れたそうです。歴史のある言葉なんですね。因みに江戸時代は土木に相当する言葉は「普請」と言っていました。明治政府では、1869年(明治2年)には民部官土木司が誕生し、初めて「土木」が職制として登場しました。そして1877年(明治10年)に内務省土木局が設置され1931年(昭和6年)まで55年間続きました。
このように「土木」という言葉は古くから使われており、私たちの生活になくてはならない地位を確立しています。水を治め、道を拓いて日本の基盤を整え支えてきたのが「土木」です。姶良市はこれから成熟に向けた成長を目指していく中で、道路や上下水道・住宅や公園、街づくりなど社会資本の整備。さらには防災のための治山・治水などで多くの土木工事に頼っていくことになります。しかしながら土木業界は極度な人手不足に悩まされています。さらには作業現場の高齢化も深刻だといい、日本全体で考えていかなければならない大きな課題を抱えています。
11月18日は「土木の日」。私たちの豊かな生活を支える力となる「土木」について考えるきっかけにするのもよいのではないでしょうか。

感性で彩られる“白い壁”~加治木複合新庁舎~

姶良本庁舎の新築工事は着々と進み、来年春のオープンを予定しています。工事期間中である今、多くの職員が加治木総合支所などに仮住まいし業務を行っています。市長室も加治木総合支所の保健センターの2階に移り、ここで執務を開始してから3年が経ちました。
加治木複合新庁舎は来年の今ごろに完成予定です。まさに今、市長室の眼前では毎日クレーンが動きダンプカーが出入りし多くの作業員の方々が働いています。私は公務の合間に市長室から眺めながら、安全第一に工事が進むことを願っています。
ある日、作業現場を見ていた時、ふと私の頭の中に「このような大きな工事を見られるのは何十年に1回あるかないかの貴重な瞬間だ」という思いが湧き上がりました。この貴重な光景を私だけが独占するのはもったいない。「そうだ!夏休みだし、小学生の子どもたちに工事の様子を見てもらい絵を描いてもらおう」とひらめきました。地元の柁城小学校と錦江小学校の校長先生に相談し快諾をもらいました。そして2校から約20人の児童たちが参加して、市長室から見える工事現場の絵を描いてもらったのです。
子どもたちはめったに見ることのできない大きな工事現場に目を輝かせ、クレーンやダンプカーが行きかう様子を生き生きと描いてくれました。現場の作業員の方々もとても喜んでいただき、良いイベントができたと思っています。小学生画伯たちの作品は、今月中に加治木複合新庁舎の工事現場を囲う〝白い壁〟に飾られます。市民の皆さん!ぜひ小学生たちの力作を見に来てください。無機質な〝白い壁〟が子どもたちの素晴らしい感性で彩られています。

4年連続の“栄冠”~住みここちランキング~

今年も姶良市にとって嬉しいニュースが飛び込んできました。毎年実施されている「住みここちランキング(鹿児島県版)2023」で4年連続の1位を獲得しました。このランキングは、大東建託株式会社が2019年から毎年行っているもので、日本最大級の「居住満足度調査」です。姶 良市はこの調査で2020年から今年2023年まで4年連続1位という評価をいただきました。とても光栄なことです。姶良市に住む全ての市民の皆様に感謝申し上げます。

「住みここちが良い」というのは、その土地に実際住んでいる方々が“住んで良かった”と感じて頂いている評価であり、そのことで1位を頂けるのはとても嬉しいことです。評価の調査項目は8つ。今年は「生活利便性」「交通利便性」「行政サービス」「物価・家賃」の4項目で1位の評価をいただき、また数字的な評価(偏差値)は71.8で県内唯一70台という高評価でした。

今年で4年連続1位を獲得しましたが、実は同じ1位でも年々偏差値が上昇しています。2020年に69.2→69.8→70.2そして今年は71.8と常に上昇しながら1位をキープしています。まだまだ姶良市は伸び代がたくさんある地域であるという証左ですね。そして、九州全体でも17位という高順位で、昨年より3ランクアップしています。

高い評価をいただきとても励みになります。しかし1位をキープすることだけが目的であってはいけません。市民の皆様が安全で安心に生活できるよう、さまざまな施策を展開し推進する努力をした結果での評価でありたいと考えています。成熟したまちへの成長に向けて、市民の皆さんと共に今後も高く評価される姶良市を創っていきましょう!

たまには市内をバスで~8月中無料~

姶良市内を走るバスを市民の皆さんに知ってもらうため、また今まで乗ったことのない方へ乗車の機会にしてもらうため開催しております「8月コミュニティバス無料月間」。現在、10路線で絶賛運行中です。8月31日までですので、まだ乗っていない方はぜひ一度お試しください。姶良市民はもちろんのこと市外在住の方や、観光でいらっしゃった方でも無料でご乗車いただけます。第1回目の去年は大好評でした。例年より180%アップの乗客数で、その後の利用者増に繋がったと思います。

対象路線は10路線。詳しいルートや時刻表は小欄に掲載のQRをご参照ください。いつものお買物に、ちょっとしたお出かけに、また姶良市内を探訪するのにも良いですね。自家用車からの風景とは少し違う姶良市の姿が見えてくると思います。

バスや電車、タクシーといった公共交通機関は、私たちの生活に必要な移動手段です。しかし、最近は高齢化による運転手不足や燃料費の高騰などもあり、日本全国でその維持・経営が難しくなってきています。姶良市でもタクシー会社の休止やバスの路線縮小など大きな影響を受けています。しかし、いざというときに頼りになるのが公共交通機関です。姶良市は今後もこの重要な移動手段を維持するために努力を重ねてまいります。確かに自家用車と比べれば不便かもしれませんが、無くなると困るのも公共交通機関です。市民の皆様にもぜひ日頃から利用していただき支えてもらえればと思っています。そのきっかけとして、現在、無料運行を実施しています。お気軽に、ご家族ご近所お誘いあわせで利用してみてください。なにせ・・・タダですから。

“海外領土”聖火リレー~パリ五輪2024~

今年の秋は鹿児島県で国体があります。コロナ禍を乗り越え特別大会として51年ぶりに開催され、観客やアスリート・大会関係者など多くの方々が鹿児島県を訪れることでしょう。スポーツの祭典まで100日を切り各市町村では急ピッチで準備が進んでいます。

スポーツの祭典といえばなんといってもオリンピック。来年はパリで開催されます。ついこの前、東京五輪があったばかりなのにもう来年は五輪イヤーなんですね。またすぐにハイレベルなスポーツの熱い戦いが見られると思うとワクワクします。夏ごろから様々な競技の日本代表が内定しているようです。日本代表選手の大活躍を期待したいですね。

ところで、オリンピックに欠かせないのが聖火リレー。3年前の東京五輪では、福島県からスタートし鹿児島県内でも多くの方が参加しました。来年のパリ五輪では、なんと「海外領土」といわれるところも聖火が巡るんだそうです。フランスには歴史的背景から多くの海外領土があり「南米仏領ギアナ」やカリブ海の「グアドループ」。サーフィン競技が行われる「タヒチ」やインド洋の「レユニオン」といった海外領土にも聖火が上陸し、国内を含めて約1万人の走者がリレーする壮大な計画が進行しています。日本では考えられないルートですね。フランス国内では世界遺産の「ベルサイユ宮殿」や「モンサンミシェル」など観光名所も組み込まれ、聖火リレーのニュースも楽しみになってきます。

私たちにスポーツがもたらす効果はとても大きなものがあります。見るもよし!やるもよし!皆さんも新しいスポーツにチャレンジして今年の夏を満喫しましょう!!

“蒲生”開闢900年~歴史を紡ぐまち~

時は1123年、平安時代末期。蒲生の地で宇佐八幡宮留守職の息子「藤原舜清(ちかきよ)」が総領職に就任。すぐに宇佐八幡宮を勧請(かんじょう)して蒲生八幡神社を創設。蒲生氏と名乗り蒲生城を築城。蒲生の地を開き支配するようになりました。そして、時は流れ2023年の今年、蒲生開闢900年の節目の年を迎えています。

900年というのは、人間が還暦を15回迎えないと達せない長さです。とても長い年月だなと感じます。その間には多くの出来事があり、多くの人たちがこの地で生き、歴史を紡いできました。それが私たち令和の時代まで営々と引き継がれています。蒲生が歴史と伝統のまちと言われる所以でもあります。

蒲生のまちは、蒲生八幡神社や日本一の大クスが全国的に有名ですが、それだけではありません。令和になって日本遺産に認定され、その歴史と伝統や町並みにスポットライトが当てられています。最近では、おしゃれな古民家レストランやおいしいパン屋さんがたくさんできて、観光地として若い人たちやメディアでも注目されています。この勢いをアフターコロナを見据える今のタイミングで一気呵成に推進しなければなりません。蒲生開闢900年という節目を生かし、長い歴史で紡がれた素晴らしい財産を大いに活用して、市民の皆様と力を合わせて観光促進に生かしたいと思っています。

もし蒲生舜清が900年前からタイムスリップしてきたら・・「んにゃ、良かぁまちになったが」と驚くようなまちでありたい。伝統を大切にしながら新しさを受け入れる懐の深いまちでありたいと思います。

さあ、次の100年“開闢1000年”に向けて動き出しましょう!

流行を試してみました~ チャットGPT~

いま話題になっている「チャットGPT」。テレビ番組などで盛んに取り上げられているのでご存知の方も多いと思います。これは、高度なAI技術によって人間のように自然な会話ができ、何か質問を打ち込むとスラスラと答えを出してくれる機能なのです。私も試してみました。パソコンの前に座りサイトのメッセージ送信欄に打ち込みます。「市報の5月用コラムをお願いします」と。するとスルスルーっと瞬時に回答が出てきました。これはすごい‼あ…しかし、ここで誤解のないように言っておかないといけないですね。これはあくまでも流行ツールを試すための行為でありまして、楽をして「興味しんしん」を済まそうなどという邪な考えではありません。(汗)
さて、この質問にいったいどんな回答が出たかといいますと…1.「5月は自然が豊かな季節であり、グリーンライフスタイルに関するトピックは相応しいと思われます。」2.「5月は新しい生活を始める季節でもあり、ストレスを感じる人も多いのでメンタルヘルスについてはいかがでしょう。」3.「新型コロナウイルスの影響を取り上げてみては。」これら3つが提案されました。なるほど、このように瞬時に回答を出すのは人間では難しいことだろうと感心しました。しかし、しかしですよ。その通りに書いてしまったら「興味しんしん」の名が廃るってもんで、小さな人間のささやかな抵抗によりこれら3つの提案は却下し、チャットGPTを試したことをコラムにしました。まさか、高度なAIもここまでは提案できなかったでしょう。嗚呼…私は、誰を相手に意地を張っているのか…!?

35年前の“新人”~忘れられない高揚感~

新しい年度になりました。この春から新入生、新社会人になったみなさん!おめでとうございます。

私が新社会人になったのは、昭和63年(1988年)4月。35年前のことです。希望していたテレビ局に入社できて意気揚々と入社式に臨んだことを今でも覚えています。一通りの新人研修を受けながら、テレビ局内で番組やニュースの現場を見て、早く一丁前になりたいと思ったものです。

例年、新人は7月1日の配属でした。しかし、私が入社した年は5月に配属が発表されました。それは、昭和天皇がいつ崩御されてもおかしくない状況が続いていたからで、私は、猫の手も借りたいくらい忙しくなっていた報道局社会部に配属されました。希望は情報番組のディレクターだったのですが、有無を言わさずのニュース現場でした。

それからというもの毎日のように皇居内で張り番です。張り番というのは一ヶ所に留まり、その変化を記者クラブに伝える仕事です。皇居内にある「坂下門」「外庭東門」「乾門」でパイプいすに座って門を通過する車をチェックするのです。要人の車のナンバーを覚えて、総理大臣や侍医長の車が通過すれば各社一斉に無線で報告します。昭和天皇に何か変化があったのではという予測が立つからでした。暑い夏から寒い冬まで続きました。とても単純な仕事でしたが、その時は情報の最前線にいるという、とても充実した時間だったような気がします。この仕事は次の年の1月7日で終了しました。そして平成が始まりました。

35年も前のことですが、当時のことは鮮明に覚えています。それくらい社会人1年生の私にとっては刺激的な一歩でした。世の中の動きの最前線にいるんだという高揚感。いつまでも忘れないと思います。

新人のみなさん!今しか感じられない気持ちを忘れず、未来に向かって突き進んでください!

マーガレット・サッチャーの名言~卒業するみなさんへ~

 英国の初の女性首相で「鉄の女」と言えば…そう「マーガレット・サッチャー」。今年、2023年はサッチャー没後10年にあたります。2013年4月8日、87歳で亡くなりました。オックスフォード大学を卒業し、1979年に英国史上初の女性首相に就任したサッチャーは、1990年まで11年間在任し冷戦時代のトップリーダーとして世界を牽引しました。同時に、当時のソ連からはかなり疎んじられ、ソ連国防省から「鉄の女」と揶揄されました。しかし、サッチャーはこの代名詞を気に入っていたそうで、様々なメディアで報じられ定着したのだそうです。
 サッチャーはその生涯の中で名言をたくさん残しました。私の好きな言葉は「強者を弱くすることによって、弱者を強くすることはできない」「好かれようとしているだけなら、いつでも何でも妥協する用意があり、何も達成しないだろう」。
 サッチャーは没後、映画化されるなどして多く取り上げられたので、このような名言をご存知の方も多いと思います。その名言の中には卒業を迎え、これから新しい世界へ飛び立つみなさんにぴったりな言葉もあります。それは…

「考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる」

とても考えさせられる言葉です。いま考えていることが運命を決めるとも読み取れます。一瞬一瞬を大事にして考え、行動し、人格を形成し、素晴らしい運命を導く。自分の運命は、人任せではなく自分の考えで切り開いていくものだと感じます。卒業されるみなさん。前途洋洋たる自分の未来を信じて前へ進んでいきましょう。卒業おめでとうございます!

 

薩摩おいどんカップ ~ “異次元”野球大会 ~

 いよいよ注目の「薩摩おいどんカップ」がはじまります。プロ野球・社会人野球・大学野球のカテゴリーを越えて対戦する日本で初めての”異次元”野球大会です。姶良市・鹿児島市・日置市・薩摩川内市の4市で、今月23日から熱戦が繰り広げられますが、なんと!記念すべき開幕戦が姶良市ビーラインスポーツパーク野球場で行われます。開幕戦では、去年、社会人野球日本一の「トヨタ自動車」と大学野球日本一の「亜細亜大学」が激突。真の日本一を決める頂上決戦です。そして、開幕戦後の期間中にもさまざまな異次元の対戦カードが組まれる予定です。レベルの高い野球が姶良市で、しかも無料で見られます。
 この大会のコンセプトを聞いたのは約2年前。毎年、姶良市で春季キャンプを行う亜細亜大学の生田監督から「鹿児島を野球で盛り上げたい。薩摩おいどんカップを実現したい」とありました。とてもワクワクする提案でした。鹿児島だから”おいどん”というネーミングには少しステレオタイプなものを感じましたが、しかし、それを凌駕するくらいの奇抜なアイデアでした。「姶良市にも是非参加してほしい」という依頼も二つ返事でOKしました。
 そんなやり取りからはじまったこの大会。生田監督の素晴らしい実行力でどんどん具現化していき、今月いよいよ開幕します。感慨無量です。この大会が10年、20年と末永く続くことを願い、そして、これをきっかけに姶良市がスポーツの力でさらに飛躍することを確信しています。
 ”異次元”野球大会!みんなで盛り上げていきましょう。

 

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総務部秘書広報課秘書係

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