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更新日:2024年7月10日

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平成27年度の施政方針です

施政方針は、向こう一年の市が進むべき「道しるべ」です。行政を進めていくうえでのガイドとなる羅針盤と言えます。このページではその施政方針にある、まちの市政運営の考え方や主な事業・予算などについてお知らせします。できるだけわかりやすくするため原文を一部抜粋し、読み替えています。※原文は底部にあります。

6つの柱(コンセプト)で進めます

平成27年度は第1次総合計画の基本計画の後期がスタートする年度です。前期基本計画の結果と、現在の世の中の情勢を踏まえ、次のような6つの施策の柱を掲げ、行政運営を進めます。

この6つの施策の方向性は、国の施策として進められる「まち・ひと・しごと創生の地方人口ビジョン及び総合戦略」の策定にも連動していくものと考えています。


地域力の強化

小学校区単位に校区コミュニティ協議会を設置するために、作業を進めていますが、これは、自治会単位よりコミュニティの範囲も大きくなることから、公助的要素が強くなり、「公的領域サービス」を実施することも多くなります。コミュニティは、個人の自由や人権を尊重しながら、秩序・責務・統合についても理解し、熟慮と議論を繰り返すことで暮らしやすさを形成していくことであり、そのことが地域の力の源となっていくと考えています。

子育て支援の強化

本市は核家族化の問題だけでなく、県央の地であることから、親兄弟と遠く離れて暮らす子育て世代も多いようです。そのため、親などの家族を頼るといった子育ての環境が容易に描けない状況となってきています。子育てを行政や地域が見守り、支援していく体制を構築していかなければならないと考えています。


都市計画に基づくまちづくり

国は「多極ネットワーク型コンパクトシティの構築を進めていかなければならない。」としてます。本市は歴史や地理的要因の繋がりもあり、蒲生、姶良、加治木の中心地から放射状に居住拠点があることから、中心地付近に医療・保健・公共施設といった施設が集中しています。そのため、市民生活と行政運営の効率化など、コンパクトシティのシステムが取り入れ易いまちです。山間地域では、昔の暮らし方も取り入れながら、環境にも配慮し、その地域の特性を活かした暮らしが可能となるようにしていかなければならないと考えています。


農業生産体制の強化と新たな産業として6次産業化の推進

6次産業化は、あらたな産業を「興す」ということであり、そのためには、それに関わる市民のみなさんの英知を結集し、行動していくことが必要であります。今後、事業計画の段階から行政としても支援しながら、6次産業が開発され、それが根付くように努めます。


人口移動の活性化

スポーツや文化活動、そして観光を通じて、姶良市内で過ごしていただくことが重要であり、新たな交流の機会が今以上に増えることが、地域振興にも繋がり、さらに、「自ら住んでみたい。」という思いが沸き起こればと考えているところです。


民間の経営感覚をもち、事業目的の「意図」を自覚した行政運営

このことは行政だけのテーマのようでありますが、今後は市民のみなさんもそのような意識を持ちながら、地域経営を進めていただけたらと考えているところです。


 

イオンタウン

イオンタウンが進出するとき、市としても民間企業との連携による公共サービスの充実を図りたいと考え、公設民営のコミュニティFM放送局の整備、パスポートや戸籍証明書などの交付が市役所の閉庁時間にも受けられる行政窓口の整備、そして、子育て支援の中心になると考えている子育て相談窓口や一時預かりを行う子育て支援センターの設置を計画しています。

 

主な事業(8分野)

主な事業は「姶良市総合計画」にある8つのカテゴリに分類して説明します。


市民・地域と行政が協力しあい、一体感あふれるまち

  • コミュニティ活動、市民活動の推進のために、小学校区ごとへの校区コミュニティ協議会の設置を推進し、協議会の運営支援のためのコミュニティ支援員の配置
  • 4月に、男女共同参画の推進と人権の尊重・啓発活動を推進するために、市民生活部に「男女共同参画課」を新設(係から課へ)
  • 女性相談やDV被害者支援として、配偶者暴力相談支援センターを設置して、配偶者暴力などの被害者の生活支援の充実

子どもを安心して生み育てることができる、子育て支援のまち

  • 4月から、「福祉部」を「保健福祉部」に名称を変更し、児童福祉課を「子ども政策課」と「子育て支援課」に分けて、市民生活部の「保険年金課」と「健康増進課」を保健福祉部に
  • 昨年、姶良公民館内に開設した「あいら親子つどいの広場」は、3歳未満の子どもとその保護者を対象とした施設ですが、平成27年度に、加治木保健センター内に0歳から就学前の子どもや保護者などが利用できる施設を開設

豊かな人間性を育むまち

 

 

 

 

 

 

 

  • 子どもたちの安全・安心な学校教育環境を保持するため、小学校や中学校の施設の補修などを実施
  • 給食室別棟の完成により、平成27年度から松原なぎさ小学校、建昌小学校や建昌幼稚園、帖佐幼稚園への給食を開始
  • いじめ防止基本方針に基づき、いじめの未然防止、早期発見、早期解決への取組みを進めるとともに、不登校の児童生徒の学校復帰やこころのケアの更なる充実を図るための事業を実施
  • 本年開催される「第30回民文化祭・かごしま2015」で、市でも3つの事業を計画し、白銀坂・龍門司坂・掛橋坂を会場とした「歩き・み・ふれる歴史の道」、太鼓踊りの競演を行う「郷土芸能の祭典」、詩吟・筝曲(そうきょく)・薩摩琵琶・天吹(てんぷく)などの演奏を行う「邦楽の祭典」を開催
  • 平成32年度に本県で開催される第75回国民体育大会に向けて、弓道場の整備や体育施設の備品購入など、各スポーツ施設を拠点としたスポーツの振興、充実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生涯すこやかで、ともに支えあい、いきいきと暮らせるまち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 高齢者福祉は、高齢者が在宅で自立した生活が送られるように、食生活の改善と安否確認を兼ねた「福祉給食サービス」の更なる向上と、ホームヘルプサービスなどの生活援助事業を実施
  • 新たに策定した第6期介護保険事業計画に基づき、介護給付などのサービスを提供する体制の確保や地域支援事業の再構築の推進
  • 介護予防ボランティア・ポイント制度の定着と、高齢者元気度アップ地域活性化事業の推進
  • 障がい者福祉は、障害者自立支援給付や地域生活支援を通じて日常生活を支援するなど、各種障がい福祉サービスや相談業務の充実に努め、社会参加を促進し、今回策定した第4期障がい福祉計画の着実な実行
  • 4月から、聴覚障がい者とのコミュニケーション支援のために、長寿・障害福祉課の窓口に手話通訳者を配置
  • 本年4月1日から施行される生活困窮者自立支援法に基づき、生活保護に至る前の段階の自立支援策を図るため生活困窮者に対しての支援、住居確保給付金などの支援の取り組み
  • 社会保障制度の適正な運用を図るために、国民健康保険制度や介護保険制度、後期高齢者医療制度の適正な運用と啓発を行い、健康増進計画に基づき、乳幼児期から高齢期までの健康づくりを推進
  • 平成26年度から実施している「健康づくりポイント制度~アイラリー」の継続、健康づくり・疾病予防に取り組む市民を支援
  • 夜間初期救急医療体制の整備は、今後も姶良地区医師会をはじめとする関係機関と引き続き協議

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

快適で暮らしやすいまち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 災害時の市民への情報伝達手段の一つとして、公設民営のコミュニティFM放送局の開局に向けた準備、伝達手段の充実、強化
  • 新消防庁舎は、3月20日に完成する予定で、消防通信システムのデジタル化も完了
  • 平成27年度は、姶良市初の女性消防士2人を採用
  • 国道10号白浜地区の4車線化整備、主要地方道「伊集院・蒲生・溝辺線蒲生工区」、一般地方道「十三谷・重富線船津工区」の整備推進
  • 市道整備は、姶良駅前通り線の完成、スマートインターチェンジの整備に伴う鍋倉~触田線、サービスエリア線、また岩原本通線の木田橋整備、宇都トンネルの用地確保
  • 急傾斜地崩壊対策として、漆上地区、鍋倉地区の継続整備や砂防事業による城瀬川の整備
  • 加治木地区新富住宅の建替に向けて、既存公営住宅5棟29戸の解体工事が済み、平成27年度は残りの2棟16戸の解体工事と敷地整備工事を行い、平成28年度以降に、鉄筋コンクリート造2階建て、2棟24戸の市営住宅を整備する計画。
  • 山田地区の定住促進住宅建設は、鉄筋コンクリート造3階建て5棟30戸を建設
  • 都市計画道路森山線と松原線の道路整備を推進し、また、岩原地区における交通環境を改善するため新規道路の整備に取り組む
  • 地域住民に憩いと交流の場を提供する身近な公園として、須崎公園の整備
  • 新しい斎場の建設に向けて、平成27年度は、県との事前協議を踏まえ、市都市計画審議会を経て、火葬場実施設計の作成、火葬炉の選定や周辺道路の整備を推進

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地域資源を活かした活力ある産業の育つまち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 国の進める青年就農者への支援による担い手確保対策と合わせて、市独自の新規就農者や認定農業者への支援の継続、集落営農の組織化や法人化、農業・農村の活性化のための人づくり、組織づくりを行い、担い手農家への農地の集積・集約を推進
  • 有機農業や環境保全型農業による安全・安心な農産物の生産推進、地域農林水産物を活用した生産・加工・販売までの総合的な組み合わせによる6次産業化への開発、製造への取組みの支援、物産館建設に向けた調査検討
  • 蒲生地区では、農道や集落道路整備やに用排水路整備によるパイプライン化、米丸地域ではパイプライン化に向けた整備を実施
  • 上名地区では、幹線用排水路のトンネルの改修を継続して実施
  • 水産振興は、種苗放流や漁礁設置などの漁場の整備、アサリやアオサ海苔養殖など、水産資源の保護育成への取組みを支援
  • 地元商工業の更なる育成・振興・発展を図るため、現行の商工業育成補給補助金交付要綱の見直しを行い、制度の拡充
  • 観光地の整備は、掛橋坂の駐車場・トイレを始め、花園寺跡庭園、重富海岸周辺の駐車場を整備
  • 昨年設立した「三州同盟会議」(日置市、湧水町、えびの市、姶良市で構成)による事業の展開、島津義弘公没後400年に向けた顕彰への取り組み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

環境にやさしく、豊かな自然と共生・調和するまち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 水環境の保全を図るための水質保全の環境整備への取組み、集合処理と合併処理浄化槽への新設・切替えの推進
  • 平成27年度から、深水・豊留地区を対象とした農業集落排水事業山田二期地区の整備
  • ごみの減量化、リサイクルによる資源の再利用や、再生可能エネルギーの利用促進を図るための住宅用太陽光発電設置補助

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経営感覚を持った行財政運営のまち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 姶良市誕生5周年記念として、本年5月16日・土曜日に、市制施行5周年記念式典を加音ホールで行い、姶良市民歌と姶良音頭の披露、市民表彰などの授賞式や記念講演会を開催し、市制5周年記念切手の発行や市のPRビデオの制作も計画
  • 市政の拠点となる庁舎建設のあり方の検討
  • 広報紙やホームページによる質の高い情報発信、報道機関との連携を図ることによる、市民との情報の共有
  • 総合計画の後期基本計画に基づき、市民満足度調査や意見交換会などにより市民の声を収集するなど、新たな施策形成に向け、各施策の検証
  • 議場内の音声録音システムをアナログからデジタルへ変更し、併せて議会の透明性を図るための施策が検討

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

台所事情

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成27年度一般会計予算です。前年度の当初予算が市長選挙前のいわゆる骨格予算であったことから、6月補正予算後の数値と比較します。総額は、歳入歳出それぞれ283億800万円であり、前年度と比較して10.7パーセントの減となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歳入面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市税は、前年度比1.4パーセント減の65億2,127万3千円を計上。一般財源の不足には財政調整基金など基金の繰入金などで対処。近年続く医療給付費をはじめとする扶助費の大幅な伸びに対応するほか、総合計画に基づく事業を計画的に推進するためです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

構成比については、自主財源が全体の32.1パーセントの90億9,027万円で、依存財源が67.9パーセントの192億1,773万円です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歳出面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社会保障費の継続的・急速な伸びなどから、民生費が1億5,651万2千円の増となりましたが、平成26年度で、松原なぎさ小学校、消防庁舎、小学校給食室別棟など多額の費用を伴う建設が終了し、前年度と比較して33億8,389万9千円、10.7パーセントの減額となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

構成比で性質別では、扶助費、公債費などの義務的経費が、全体の60.2パーセントの170億2,764万9千円、普通建設事業費などの投資的経費が、7.9パーセントの22億3,688万5千円で、物件費、繰出金などその他の経費が、31.9パーセントの90億4,346万6千円です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特色としては、姶良市誕生5周年記念事業、花園寺跡庭園復元事業、あいら斎場施設整備事業、掛橋坂整備事業、国民文化祭・かごしま2015事業、須崎公園整備事業などの新規事業をはじめ、校区コミュニティ協議会支援事業、子育て支援事業、障害者自立支援給付事業、道路新設・改良事業、土地改良事業、消防庁舎訓練塔整備事業、スーパーサイエンス総合推進事業などを主なものとして予算編成を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「県央の良さを活かした、県内一くらしやすいまちづくり」をめざして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成27年度施政方針原文はこちら(PDF:333KB)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

企画部企画政策課企画政策係

899-5492 鹿児島県姶良市宮島町25番地

電話番号:0995-66-3107

ファックス番号:0995-55-8354

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