更新日:2023年8月1日
ここから本文です。
子宮頸がん
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の定期予防接種
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、平成25年6月の厚生労働省通知により全国的に積極的な接種勧奨を控えていましたが、令和3年11月に国で子宮頸がんワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、接種勧奨が再開されました。
姶良市では国の通知に基づき令和4年度から子宮頸がんワクチンの接種勧奨を再開し、対象となる方に個別通知を行っております。
※令和5年度からシルガード9(9価)が公費で接種できるようになりました。
接種方法や接種費用
接種方法:個別接種
接種費用:無料
子宮頸がんワクチン・キャッチアップ接種(令和4年度~令和6年度)
姶良市では、令和4年度から本来の接種対象期間に接種勧奨を控えていた年代の方を対象に、キャッチアップ接種を行うこととしました。
キャッチアップ対象の方には、市から案内が届きます。子宮頸がんワクチン接種を希望される方には予診票を送信しますので、専用サイトまたは市役所窓口にて予診票の発行を申し込んでください。
姶良市子宮頸がんワクチン・キャッチアップ接種申し込みサイト
https://logoform.jp/form/wy6B/95012(外部サイトへリンク)
キャッチアップ接種の概要は、次表をご確認ください。
対象者 |
姶良市に住所を有する平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれの方 |
事業期間 |
令和7年3月31日まで(3回の接種が必要です) |
接種費用 |
事業期間内は、自己負担はありません。 |
接種回数 |
3回過去に1回または2回接種した方は、残りの回数を接種することができます。ただし、子宮頸がんワクチンは、3回とも同じ種類のワクチンを接種する必要があるため、過去に接種したワクチン種別と接種日が必要になります。母子手帳の接種記録の写しを提出(ネット申請は画像。窓口申請は、コピー)してください。 |
姶良市からの子宮頸がんワクチン・キャッチアップ接種のお知らせは、「平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの姶良市にお住まい女性の方」全ての方に送信しています。
姶良市にお住まいの方で、本来の接種時期以外に自己負担で既に接種を済ませている方は、償還払いとなります。詳しくは、市にお問合せください。
接種できる姶良市内の医療機関(要予約)
子宮頸がんとは
子宮の入り口付近、「子宮頸部(けいぶ)」にできるがんを「子宮頸がん」といいます。
近年、20代から30代の女性に急増し、日本では年間約15,000人の女性が発症していると言われています。
しかし、子宮頸がんの初期は自覚症状がほとんどないため、症状が現れた時には、がんが進行していることがあります。
子宮頸がんとヒトパピローマウイルス(HPV)
子宮頸がんは、発がん性ヒトパピローマウイルス(以下HPV)の感染が主な原因です。
HPVは、性交経験のある女性のほとんどが一生に一度は感染するありふれたウイルスです。また、感染したからといって必ず子宮頸がんになるわけではなく、子宮頸がんになるのは感染した人のうち1%未満であると考えられています。
子宮頸がん予防ワクチン
HPVには多くの種類があります。子宮頸がんの原因となる数種類のHPVの感染を防ぐことができるのが子宮頸がんワクチンです。
ただし、子宮頸がんワクチンを接種しても、すべてのHPVの感染を予防することはできません。
また、すでに感染しているウイルスを排除したり、がんの進行を遅らせたり、子宮頸がんを治療する効果はありません。
このワクチンですべてのHPVの感染を防ぐことができるわけではないため、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。(姶良市では、20歳以上の女性を対象に子宮頸がん検診を実施しています。)子宮頸がんはがんになるまでに時間がかかるため、早く見つければ、がんになる前に治療することができます。
接種期間・間隔・ワクチンの種類
副反応
子宮頸がんワクチンの主な副反応は以下のとおりです。接種後30分は保護者が注意深く体調を見守りましょう。
注射部位
痛み・赤み・腫れ・かゆみ・出血・皮膚局所の痛みと熱を伴った赤い腫れ
その他
発熱、不快感、頭痛、手足の痛み、筋肉が硬くなる、下痢、腹痛、白血球数増加、無力症(上まぶたの下垂、物が重なって見えるなど)、寒気、だるさ、血腫、気を失う、体がふらつくめまい、関節の痛み、筋肉痛、おう吐、悪心、リンパ節の腫れ・痛み、
接種後、高熱・おう吐・けいれん・その他異常な症状があった場合は、速やかに医師の診察を受けてください。