更新日:2022年6月15日

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麻しん・風しんの予防接種(MR)

麻しん(はしか)

麻しんウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。感染力が強く、かかるととても重い病気で、発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹が主な症状です。

3~4日間は38℃前後の熱があり、一時おさまりかけたかと思うとまた39~40℃の高熱と発疹が出てきます。約1週間の経過で熱が下がり、全身の発疹も次第に消えていきますがしばらくは色素沈着が残ります。

主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があります。患者100人中7~9人が中耳炎、1~6人が肺炎、2,000~3,000人に1人の割合で脳炎の発生がみられます。また、麻しんにかかった人10,000人に1人の割合で死亡者もみられます。

予防接種によるこれらの重い合併症はほとんどみられず、また、予防接種以外に予防方法はありません。

風しん

風しんは、風しんウイルスが患者のせき・くしゃみなどで飛び散り、それを吸い込むことで感染します(飛沫感染)。

潜伏期間は2~3週間で、軽い風邪症状で始まります。主な症状は発疹や発熱、耳の後ろや首のリンパ節の腫れなどです。発疹も発熱も約3日間で治りますので「3日ばしか」とも言われています。合併症として、関節痛・血小板減少性紫斑病・脳炎などが報告されています。

年長児や大人になってからかかると、一般に重症になりやすく3日では治らないことが多くなります。また、妊婦が妊娠早期にかかると白内障や聴力障害などをもつ先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。

接種時期・対象者

期別

対象者〔標準的な接種期間〕

回数

1期

生後12月~24月未満

1回

2期

小学校入学前年度(4月1日~3月31日)の1年間

1回

1・2歳で麻しんにかかるケースが多いので、1歳になったらなるべく早く受けるようにしましょう。

麻しん・風しんどちらかの病気にかかったことのある方も、MRワクチンを接種します。なお、希望者には、単独のワクチンを接種することもできますので、健康増進課へご連絡ください。

両方の病気にかかったことが確実な方は、接種する必要はありませんが、不確かな場合は接種しましょう。

ガンマグロブリンの注射を受けたことのある人は3~6か月経ってから予防接種を受けてください。(ガンマグロブリンは、血液製剤の一種でA型肝炎などの感染症の予防目的や重症の感染症治療目的で注射することがあります。)

副反応

このワクチンは弱毒性生ワクチンであるため、接種後に体内でウイルスが増えます。そのため、接種して1週間後から発熱や発疹など軽い麻しんや風しんに似た症状や注射部位の紅斑などがみられますが、通常は1~2日で消失します。

接種について

予診票

1期については、1歳1か月になる月に個別通知します。
2期については4月に個別通知します。

接種料金

無料

実施医療機関

予防接種実施医療機関(PDF:202KB)

関連サイト

厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)

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お問い合わせ

保健福祉部健康増進課健康推進係

899-5492 鹿児島県姶良市宮島町25番地

電話番号:0995-66-3111(147)

ファックス番号:0995-67-0095

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