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更新日:2024年4月12日

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平成29年度男女共同参画社会市民意識調査報告書

調査の概要

平成25年3月に策定された姶良市男女共同参画基本計画が平成30年度末で終了することから、第2次男女共同参画基本計画の策定に向けて、平成29年9月に実施しました。

姶良市在住の18歳以上の市民2,000人を住民基本台帳から無作為抽出し、郵送による配布、回収を行いました。配布件数は2,000件、うち987件から回収ができ、回収率は49.4%でした。

調査結果の概要

男女平等の意識

男女の地位の平等感については、「平等」という回答が「学校教育の中で」(60.4%)、「家庭の中で」(41.6%)、「法律や制度で」(41.3%)の順に高くなっていますが、「職場の中で」「地域社会の中で」「社会通念、慣習、しきたりなどで」は、「どちらかといえば男性が優遇されている」と回答した割合が高くなっています。

また、男女共同参画に関連の深い用語の認知度を問う質問では、「よく知っている」とした割合の高いものは、「男女雇用機会均等法」「配偶者からの暴力の防止や被害者の保護などに関する法律(DV防止法)」「男女共同参画社会」の順となっています。

一方、「積極的改善措置(ポジティブアクション)」「ダイバーシティ」「姶良市男女共同参画基本計画」などでは「知らない」が6割以上を占めています。

認知度の男女の比較では、どの用語についても女性より男性の認知度が高くなっています。

就業

女性が職業を持つことについては、「子どもができても、ずっと職業を続けるほうがよい」(42.1%)の割合が最も高く、次いで「子どもができたら職業をやめ、子どもが大きくなったら再び職業を持つほうが良い」(40.8%)となっています。

性別で見ると、女性(42.6%)は、「子どもができたら職業をやめ、子どもが大きくなったら再び職業を持つほうが良い」、男性(44.6%)は、「子どもができても、ずっと職業を続けるほうがよい」の割合が高くなっていますが、回答傾向には年代別での差がみられます。

女性のリーダーを増やすときに障害となるものについては、「保育・介護・家事などにおける夫などの家族の支援が十分でないこと」(44.2%)の割合が最も高く、次いで「保育・介護の支援などの公的サービスが十分ではないこと」(43.1%)となっています。

家庭生活

家庭内の事柄を主に誰が行っているかについては、「家事」(68.2%)、「育児」(40,3%)、「介護・看護」(24.4%)、「自治会、町内会、公民館などの地域活動への参加」(28.7%)とすべてで「妻」の割合が高くなっています。

項目別に見ると、「自治会、町内会、公民館などの地域活動への参加」については、「夫」の占める割合が他の項目に比べ高くなっています。

すべての項目で「夫と妻が分担」と回答した割合が前回調査よりも増加してきている傾向がみられます。

仕事と家庭・地域への取組

地域における活動への参加については、「自治会、町内会などの地区を単位とした団体活動」(48.2%)の割合が最も高く、次いで「特に何もしていない」(37.3%)、「スポーツや趣味、文化振興などによるサークル活動」(17.0%)となっています。

生活の中での、優先度については、「家庭生活」を優先している(26.7%)が最も高く、次いで「「仕事」と「家庭生活」をともに優先している」(24.5%)となっていますが、性別で見ると女性(31.2%)は、「家庭生活」を優先している、男性(24.7%)は、「「仕事」と「家庭生活」をともに優先している」の割合が最も高くなり、性別による差が見られます。

男性が女性とともに家事、子育て、介護、地域活動に積極的に参加していくために必要なことについて、「夫婦や家族間で互いの立場を理解し、コミュニケーションをよくはかること」(50.8%)、次いで「家事などについて性別によらず、身に付けることができるような育て方をすること」(40.0%)、「男性が家事などに参画することに対する男性自身の抵抗をなくすこと」(32.4%)となっています。年代別では「労働時間短縮や休暇制度を普及することで、仕事以外の時間をより多くもてるようにすること。」に18歳から50歳代の男性が高い割合で回答しています。

男女の人権

配偶者から「なぐったり、けったり、物を投げつけたり、突き飛ばしたりするなどの身体に対する暴行を受けた」ことが「一、二度あった」「何度もあった」と回答した割合は女性(17.5%)、男性(9.5%)。「人格を否定するような暴言や交友関係を細かく監視するなどの精神的な嫌がらせを受けた、あるいは、あなたもしくはあなたの家族に危害を加えられるのではないかと恐怖を感じるような脅迫を受けた」ことが「一、二度あった」「何度もあった」と回答した割合は女性(15.8%)、男性(11.6%)。「いやがっているのに性的な行為を強要された」ことが「一、二度あった」「何度もあった」と回答した割合は女性(13.0%)、男性(3.2%)。交際相手からの暴力や嫌がらせについての質問に対しても女性の回答割合が高くなっており、暴力や嫌がらせなどを受けた経験者は全体的に女性が男性を大きく上回っています。

暴力や嫌がらせなどへの相談先については、「家族や親戚に相談した」(19.5%)、「友人知人に相談した」(16.3%)となっていますが、「どこ(だれ)にも相談しなかった(できなかった)」(52.5%)と回答した割合が最も高い結果となっています。

性的マイノリティ

性的マイノリティ(またはLGBT)という言葉の認知度については、70歳以上を除くすべての年代で「はい」が5割以上となっています。

性的マイノリティ(またはLGBT)の方々にとって、生活しづらい社会だと思うかについて「どちらかといえば思う」「思う」と回答した割合が5割以上となっています。

姶良市の男女共同参画施策

「男女共同参画社会」を形成するために力を入れていくべきことについて、「子どもの頃から、男女の平等や相互の理解・協力についての学習を充実させる」(45.9%)の割合が最も高く、次いで「職業における労働時間短縮や育児・介護休業制度の普及促進など仕事と家庭が両立できる就労環境づくりを進める」(38.4%)、「保育の施設・サービスや、高齢者や病人の施設や介護サービスを充実させる」(34.1%)となっています。

 

報告書全文(PDF:3,743KB)

お問い合わせ

企画部企画政策課男女共同参画推進係

899-5492 鹿児島県姶良市宮島町25番地

電話番号:0995-66-3107

ファックス番号:0995-65-7112

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