更新日:2021年3月25日
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健康や発達
Q 行動が遅く、学校でも置いてきぼりをくうことが多いようです。
A
ゆっくりしていることは、慌ただしくなく、慎重派だと受け止めてあげることで自信がつくことになります。
ゆっくりでもいいので、やり遂げたことを認めてあげることが早道かもしれません。
「早くしなさい」「遅い」などと言って、本人が自信を喪失することがないように、苛立たないで見守ってあげましょう。
担任の先生にも家庭ではそのような考え方で接していると伝えることも必要です。
⇒子育て手帳P23
Q 子どもが何を言っても「いや」「嫌い」を連発するようになりました。どうすればいいでしょうか。
A
言葉の数も増え、知恵もつき、自我が目覚めた証拠です。子どもにとっては成長のための大事なステップになります。
そのような場合の親の対応として次の3つが考えられます。
1 子どもの自立的な反抗を喜ぶ気持ちを持つ。
2 いきなり怒らない。(なぜ反抗し、腹を立てているかの理由を聞く)
3 どうしたらいいのかを親子で考えて判断したり、納得させたりする。
⇒子育て手帳P17
Q 食が細くて心配です。
A
食べる量が少なくても体調がよくて元気だったら、あまり気にすることはないかと思われます。
小食な子には、できるだけ食事を少なく盛りつけて、全部食べることができたら「全部食べることができたね」としっかりほめてください。
食べられたことをほめて、食べきれなかったとしても責めないでください。
おやつや間食を控えて、朝昼晩の三食をしっかり摂れるようにしましょう。
Q 食べ物の好き嫌いが多くて心配です。
A
嫌いな食べ物を食べなくても、他の食べ物や果物で栄養素を補給すればいいのではないでしょうか。
成長に伴って食の好みも変わってくるものです。食事をしっかり摂ることで体がつくられることや、バランスよく食べる大切さをお子さんに話してみてください。
また、食事作りに参加させてみるのもいいかもしれません。
自分で野菜を切ったり、盛りつけたりすることを通して、食材への興味関心や愛着が湧くこともあるかもしれません。
Q 人のことや服の汚れを気にしたり、ちょっとしたことで手を洗ったりします。少し神経質すぎるようで心配です。どうすればいいのでしょうか
A
たぶんお子さんは感受性が強く、外部の刺激を受け入れやすいために情緒的に不安定になっているかと思われます。
そこで、できるだけ毎日の生活を規則正しくして安定した生活を過ごさせることが大切です。
また、両親がいつも仲良くしていること、親の兄弟姉妹への接し方が異なることがないようにすることなど、
家庭内の人間関係を安定させることも必要です。お子さんに接する時間を十分にとっていきましょう。
さらに、サイクリングや山登りなどの野外活動を経験する中で、服や手の汚れなどを意識することのないような場面を設定していくこともいいかと思われます。
それでも改善しない・さらにひどくなるようであれば、教育機関でのカウンセリングを申し込んでみるのもいいかもしれません。
Q 他のお子さんに比べて、言葉が遅いような気がします。どんなことに気を付けて接したらよいでしょうか。
A
言葉で表現できる幅を広げることは、子ども自身にとって重要なことです。より言葉を発達させるために親として次のようなことに注意して接してみましょう。
1 子どもの語りかけに必ず対応し、話すのが楽しいと思わせる。
2 子どもに分かりやすい具体的な言葉で繰り返し話しかける。
3 子どもの要求を先回りしてするなどせず、子どもが言葉を使わねばならない状況をつくる。
4 他の子どもの遊びの中に入るように促し、社会性の発達を促すような機会をつくる。
5 ストロー、笛などの発語器官の運動能力を発達させるような生活習慣や、追いかけっこ、たかいたかいなどの声をあげることで舌の筋肉や表情筋を自然と鍛え、口腔機能を発達させるような遊びを取り入れる。
言葉の発達には個人差があります。しかし、難聴や発達障害のために言葉の発達に遅れが出る場合もあるので、
気になるようであれば市役所健康増進課や保健所の保健師さん、小児科医などに相談してみるのもよいと思われます。
⇒子育て手帳P50