更新日:2025年6月6日
ここから本文です。
ノロウイルスに注意しましょう。
ノロウイルスによる食中毒が毎年発生しています。ノロウイルスによる食中毒は秋から春先にかけて多く発生する傾向にあるため、特に注意が必要です。
ノロウイルスとは
●主な症状
おう吐、吐き気、下痢、腹痛、発熱(発症後、3日程度で回復)
●潜伏期間
平均1~2日
●発生時期
年間を通して発生しておりますが、特に秋から春にかけて多く発生
●感染経路
発症者のおう吐物や便に触れた手によって、ウイルスが口に運ばれることで感染します。また、カキなどの食品から感染する場合もあります。
●特徴
- 感染力が強く、年齢を問わず、少量で人に感染します。
- 人だけが感染し、人の腸管内で増えます。
- 食品で増殖するわけではないので、食品の鮮度に関係なく感染します。
- 有効な消毒方法は、85~90℃で90秒間以上の加熱、又は、次亜塩素酸ナトリウムです。(アルコールや逆性石けんによる消毒効果はほとんどなく、従来の衛生対策が通用しません。)
- このウイルスに効果のある治療薬はありません。
- 何回でも感染します。
ノロウイルスによる食中毒の予防のポイント
- 手洗い
調理前、食事前、トイレの後には、石けんで手を洗いましょう。二度洗いを行うとより効果的です。 - 加熱
ノロウイルスは加熱により死滅します。加熱は中心部(85~90℃で90秒間以上)まで十分に行いましょう。 - 消毒
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)による消毒が効果的です。調理器具やふきんは定期的に消毒をしましょう。