更新日:2015年1月7日
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姶良ふるさと大使
KAWASAKIMUNENORI |
姶良人スペシャルインタビュー「プロ野球選手~川﨑宗則さん~」/2014年11月取材 |
すべってころんで、前のめりで行く──。
「小学生のころからプロ野球選手を夢見ていましたけど、高校(鹿児島工業)進学時には自分の力が足りないと思い、まずは(電気工事会社の)家業を継ごうと考えて、第二種電気工事士の国家資格を取りました。当時は両親もプロ野球選手になれるわけがないと思っていたはず(笑)。でも高校で野球を続けていくうちにプロ選手を目指すようになった。結果的にドラフトでプロ入りしましたが、高校3年間はプロテストを受けるつもりでずっとトレーニングを続けていました」と学生時代を振り返る。
中学生の時、イチロー選手を鴨池球場で見てからずっと、一緒に野球をしたいという夢があったので、それを実現するために2年前にアメリカへ彼を追いかけて行った。でも、実際にメジャーに行くと、イチロー選手がすべてではなく、いろんな世界があった。今まで日本人の友達しかいなかったのに、アメリカ人やカナダ人、ドミニカ人にベネゼエラ人と、海外選手の友達がたくさんできた。国が違えば野球に対する姿勢や練習方法も違う。こうゆう野球もあるんだ、といつも勉強になる。今はそれが楽しくて、もっとメジャーでプレーしたいという気持ちになっている。見たことのない選手たちといっしょにプレーして野球とベースボールをミックスしたい。野球力をどんどんあげて、技術とプレーの幅を広げたい」とメジャーへチャレンジする動機を語る。
メジャーでの川﨑選手の人気は凄い。チームの主力選手と並んでユニフォームが完売するほど愛されている。チームを鼓舞するプレースタイルだけでなく、表情やジェスチャーを交え、なんとか気持ちを伝えたい純粋な姿勢がファンにはたまらないようだ。 「(トロントの)ファンも選手の雰囲気も好き。僕をひろってくれたブルージェイズにはすごい恩がある。ジェイズの一員として、またみんなに元気を与えたい。(取材時はキャンプ前)、キャンプはきついのは当たり前だけどワイワイ楽しみたい。今すぐにでも試合ができる状態。開幕スタメンは結果次第。今を大事にしたい」と意気込みを語る。専属通訳を付けずメジャーリーグに挑んでいる。
北米有数の大都市であるトロントの日常会話は英語以外にも、フランス語や中国語なども飛び交う。チームメートには中南米出身選手も少なくなく、英語のほか、今はスペイン語やフランス語も勉強中だ。
「すべって、ころんで、泣く。すると知恵が出る。自分自身、日本やメジャーで苦い思い出もあり、なぜ野球選手になったんだろうと思ったこともある。失敗も後悔もたくさんした。そのなかで楽しいことがあればラッキー。少しずつ前に進すむことが大事。子どもたちにはとてつもない未来がある。何でもできる。野球だけじゃなくて、人生を精いっぱい走ってほしい。
失敗を恐れずにチャレンジして、大きく転んで、最後に笑ってほしい。失敗しても川﨑は元気だと、自分の失敗も大したことがないと思ってほしいです。子どものころ、僕も好きなプロ選手に会えてとてもうれしかったし、テンションも絶対上がる。僕もがんばって、子どもたちが喜んでもらえる選手にならないといけないなと思います」と子どもたちにエールを贈る。
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広報あいらAIRAview平成26年2月17日号抜粋インタビュー |
マイホームタウンアイラ~ムネリンの故郷「重富(しげとみ)」~
シーズンオフに自主トレーニングを故郷の鹿児島で行った川﨑選手。生まれ育った姶良市重富の思い出について語る。(2014年11月撮影)
川﨑選手が語る、ふるさとキーワード
- 我が家から見る「桜島」でホッとする。姶良からの眺めが一番美景!?
- 小さいころから食べていたソウルフード「あご肉」
- 川﨑選手の生まれ故郷「重富エリア(外部サイトへリンク)」。島津義弘公ゆかりの地でもある。