更新日:2021年6月28日
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害虫
キオビエダシャクについて
キオビエダシャクは、イヌマキの葉を食べる害虫です。4月~12月の間に複数回発生し被害にあった樹木は完全に枯れる可能性もあります。庭などにイヌマキを植栽しているご家庭では十分な注意をお願いします。
生態などについて
成虫は、体長約2cm、開長6cm程度です。全体的に濃紺で羽には黄色の帯があります。
幼虫は、体長5cm程度です。オレンジ色、黒色または灰色、黄色の模様をしたシャクトリムシです。
写真は、鹿児島県庁より提供。
防除方法について
定期的に樹木を観察し、幼虫の早期発見と防除を実施することが重要です。
少数発生している場合は、木を揺すり落下した幼虫を捕殺してください。
大量発生している場合は、下記の薬剤を指定の濃度に希釈して散布してください。薬剤散布の効果があるのは幼虫だけです。なお、散布は事前に近隣に連絡し、風が強い日は散布を行わないなど、立地条件や気象条件を十分勘案した上で、薬剤の使用上の注意事項を守り、適正に実施してください。
薬剤名(有効成分) | 希釈倍数 |
使用液量 (10アール当たり) |
使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | 同じ有効成分を含む農薬の総使用回数 |
トレボン乳剤 (エトファンプロックス) |
4000倍 |
100~700 リットル/10a |
幼虫発生初期 | 6回以内 | 散布 | 6回以内 |
スプラサイド乳剤40 (DMTP) |
1500~2000倍 |
200~700 リットル/10a |
発生初期 | 5回以内 | 散布 | 5回以内 |
ロックオン (フルベンジアミド) |
1000倍 |
200~700 リットル/10a |
発生前 発生初期 |
2回以内 | 散布 | 2回以内 |
アディオン乳剤 (ペルメトリン) |
4000~8000倍 |
200~700 リットル/10a |
発生初期 | 6回以内 | 散布 | 6回以内 |
薬剤の詳細につきましては、メーカーや販売店にお問い合わせください。