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日本遺産 蒲生麓

日本一の巨樹「大クス」が見守る武家門のまち

日本遺産ロゴ

日本遺産認定「蒲生の麓」

鹿児島県と県内9市(鹿児島市、出水市、垂水市、薩摩川内市、いちき串木野市、南さつま市、志布志市、南九州市、姶良市)によって構成されるストーリー「薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群『麓』を歩く~」が選ばれました。姶良市からは武家門通りがある蒲生麓など9つが構成文化財となり、その他8市それぞれの文化財のほか1県9市共通のものとして芋焼酎とさつま揚げも含まれています。

日本遺産地図

①掛橋坂

江戸時代には藺弁田・祁答院方向と蒲生を結ぶ地方街道として利用され、帖佐郷にあった納屋町御蔵・小烏御蔵まで毎年たくさんの年貢米が輸送されていた。
掛橋坂は、道中最も厳しい難所として知られている。

掛橋坂

②蒲生麓

旧蒲生町は薩摩藩独自の外城制度で薩摩古流の兵法に基づく、美しく機能的な町割を残す県内でも数少ない地域。数多くの武家門と石垣が残っている。

蒲生麓

③蒲生御仮屋門

左手には鐘撞堂があり、周辺には建物が並列していた。反り瓦屋根の両脇には小屋根が、前方には袖が出ており、乳鋲を打った観音開きの大扉や不浄門などに当時の面影を留めている。

蒲生御仮屋門

④御仮屋犬槙(一つ葉)

蒲生地頭仮屋庭に植えられていた樹で樹齢400年とされる。犬槙のことを鹿児島ではその形状から一つ葉と呼び、江戸時代の落ち着いた麓景観を演出している。

御仮屋犬槙

⑤蒲生八幡神社

保安4年(1123年)に蒲生氏の始祖・蒲生上総介舜清【かもうかずさのすけちかきよ】が創建したとして伝わる由緒正しい神社で、商工、学問・芸術、安産の神としても親しまれている。

蒲生八幡神社

⑥蒲生のクス

蒲生八幡神社の境内にそびえ立つ、高さ約30m幹周り24.22mの日本一の大クス。幹の内部にはタタミ8畳分の広さの空洞がある。
樹齢は1500年を超え、国の特定天然記念物に指定されている。

蒲生の大楠

⑦蒲生の紙漉き

蒲生は古くから手漉き和紙の製造で知られ、島津家の家老職が武士に藩の御用紙を製造させたのが始まりといわれている。豊かな水や原料に恵まれていた蒲生の風土に合い、次第に地産化されていった。

蒲生和紙

⑧太鼓踊り

約400年もの歴史を持つ郷土伝統芸能で、島津義弘の手によって広められたもの。その勇壮さから、文禄、慶長の役から凱旋踊りとして、或いは流行病を鎮める効果があるとして伝承されている。

太鼓踊り

⑨蒲生城跡

蒲生城は蒲生氏の居城で標高160mの竜ヶ山にあり、岩壁に日本最多といわれる1700字の竜ヶ城磨崖梵字群がある。春には約200本の桜が咲き、花見の名所としても有名。

蒲生城跡

地図

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