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重富海岸自然ふれあい館なぎさミュージアム

重富海岸自然ふれあい館「なぎさミュージアム」がオープン
重富海岸自然ふれあい館「なぎさミュージアム」は、重富海岸を中心とした錦江湾奥部の自然環境の情報提供や、自然とのふれあいの場として環境省によって設置された施設です。
平成24年3月16日に錦江湾奥部が「霧島錦江湾国立公園」に指定されたことをきっかけに計画され、平成27年4月にオープンしました。
錦江湾奥のなりたちがわかるパネルや模型、干潟の生き物を観察できる水槽が展示されていて、錦江湾の魅力をいろいろな角度から知ることができる施設が完成しました。
ぜひ足をお運びください。
ここが見どころ
1.自然にとけこむつくり
施設内は、海側の大部分をガラスの大窓にしてあり、桜島から昇る日の光を全面に浴びることができる気持ちのいい空間となっています。できるだけ干潟の延長線上であることを心がけたこともあってか、水槽の中の生き物たちも自然のままの姿を見せてくれています。
2.学びの場
生物観察室では、研究員による標本づくりを見学することができます。普段見ることのない生の実験は、知的好奇心をくすぐります。また、施設内にはプロジェクターも完備しているので、勉強会やレクチャー教室にも活用でき、環境教育の場としても注目です。
施設情報
開館時間
9:00~17:00(夏期:9:00~18:00)
休館日
火曜日・年末年始
(夏休み期間中は無休)
入館料
無料
交通
バス:重富海水浴場下車 徒歩5分
JR:姶良駅下車 徒歩10分
錦江湾(鹿児島湾)の魅力
世界的に類を見ない湾奥エピソード──。
鹿児島県民は、色彩豊かな自然を美しく水面に映し出す鹿児島湾のことを
「錦江湾(きんこうわん)」と呼んでいます。
独特な地形
約3万年前の巨大噴火でできたカルデラに、海水が流れ込んでできたのが錦江湾です。深いところで水深200m以上もあり、平均水深も117mと、ほかの内湾と比べてみてもかなりの深さを有しています。現在も活動している活火山もあり、さまざまな自然条件が重なり合って独特の地形を形成しています。
豊かな生態系
火山活動や黒潮の影響を受けて、特異な環境を生み出している錦江湾では、干潟から深海まで、多種多様な生物が生息しています。ここでしか見ることのできないものも棲んでいて、新種も発見されています。
重富海岸の個性的でカワイイ生き物たち(抜粋)
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ハクセンシオマネキ 時期:4月~11月 白い扇で潮を招くようなダンスをするのが特徴。 |
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イソテッポウエビ 時期:通年 ハサミをかち合わせてパチンと音を出します。 |
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オサガニ 時期:5月~10月 広い砂の干潟にしか生息できない珍しいカニ。 |
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ニホンスナモグリ 時期:通年 その名のとおり、干潟に巣穴を掘って潜む。 |
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ムギワラムシ 時期:通年 巣がストローのように干潟に突き出している。 |
お問い合わせ
重富海岸自然ふれあい館「なぎさミュージアム」(外部サイトへリンク)
〒899-5652鹿児島県姶良市平松7675
電話・Fax:0995-73-3146
関係リンク
※ページ内容の一部は、なぎさミュージアムのパンフレットを参考にしています。