合同会社 イーサポート「はだか麦ぼうろ」

懐かしい味の新しいスイーツ

はだか麦ぼうろは、しっとりとした生地でふわりとやわらかい食感。ついつい手が伸びるスイーツと好評。厳選したハチミツと島ザラメの優しい甘み、そして麦本来の素朴な味わいを楽しむことができる。

手作業で込めるおいしさ

手がけるのは障害者を雇用する就労支援事業所の合同会社イーサポート。「仕上げまですべて手作業。繊維質が高いはだか麦は練り作業が一番大変」と代表の福永さん。非常に粘りが強く納得のいくぼうろの生地を完成させるまでに2機の練り機が使えなくなったと話す。素材がもつ自然のよさを活かすため繊維質を壊さずふっくらと仕上げるために、製粉の工程も試行錯誤を繰り返した。多い日はに約1,000個のぼうろを焼く。できたての食感と風味を楽しめるよう一日でパッケージまで済ませ芳ばしい香りまで閉じ込める。作業場は笑顔があふれる明るい雰囲気だが、湿度管理や温度調節など品質管理は徹底している。

広げるはだか麦の魅力

「身体にいいものをつくりたい」と食品加工を始めた当時から変わらない思いを語ってくれた福永さん。添加物を使わずに子どもから大人まで安心して食べることができる商品製造に励む。「姶良市の特産はだか麦を広くアピールしたい」とインターネット通販などの販路拡大も視野に入れる。現在は蒲生のくすくす館と鹿児島市天文館のかごしま特産品市場で購入でき、ファンも増えている。