更新日:2021年8月13日

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鹿児島県緊急事態宣言の発令

 

鹿児島県「緊急事態宣言」発令(令和3年8月13日)

 

■感染状況

県の新型コロナウイルスの感染状況につきましては、8月10日に新規感染者数が初めて3桁、100人を超え、11日には108人、昨日も154人と過去最多を更新したところでございますが、本日も159人ということでさらに更新し、まさに感染爆発といった状況になっております。

県の感染拡大の警戒基準を示す各指標を見ても、人口10万人当たりの新規感染者数は35.5人、病床の占有率も約6割となっており、医療提供体制は極めて厳しい状況になっております。

におきましては、こうした状況を踏まえまして、入院の病床を現在の425床から458床に増床し、宿泊施設も現在の804室から少なくとも100室以上増加させるよう医療状況体制を維持するため全力を挙げて取り組んでいるところであります。

かしながら、今後の感染者数の拡大ペースによっては、入院調整に時間を要し、一時的に自宅待機が必要な場合も想定されます。変異株の影響によりまして、容体が急変することも考えられることから、こうした事態に備えまして必要な健康観察ができるように、自宅待機者の増加の事態も想定をしまして、鹿児島市と連携の上、パルスオキシメーターを確保することとしております。

の爆発的な感染拡大の勢いはこれで終わることなく、感染力の強いデルタ株の影響によりまして、今後、加速度的に増えていくという最悪の事態も考えられます。

のままの状況が続きますと、医療が逼迫しコロナ以外の脳梗塞といったような重い病気で治療が必要な患者への対応が不十分になる可能性も出てくるのではないかというふうに危惧しております。

 

■ステージ判断、鹿児島県緊急事態宣言の発令

のような状況から、専門家の御意見も踏まえまして、ステージをⅢからⅣに引き上げ、8月31日まで、新たに鹿児島県の独自の緊急事態宣言を発令いたします。

 

■県外との往来・来県

内の感染の状況を見ますと、県外との往来や県外から来県した方との接触によるものが多く、その後、家庭や職場に持ち込まれ感染が拡大してきております。

外との往来については、引き続き、不要不急の往来の中止・延期をお願いいたします。また、県外から来県予定の親族、友人の方にも本県の極めて厳しい状況を踏まえ、不要不急の来県は中止・延期していただくよう呼びかけるように御協力をお願いします。

外の方におかれては、不要不急の来県の中止・延期を引き続きお願いいたします。一部の離島においては、感染が拡大し、医療提供体制が逼迫している状況にあり、来島自粛を呼びかけているところもございますので、ホームページ等での確認の上、来島自粛へのご協力をお願いいたします。

た、8月12日から、更なる水際対策として、鹿児島空港や鹿児島中央駅で来県者に対するPCR検査の実施体制を整えたところでございます。また、時短要請を行っております徳之島、それからあとで申し上げますが、感染が急増している徳之島に出発する県民の方もPCR検査が受けられるように体制を拡充して、感染防止対策を行っております。国においても空港等において鹿児島行きの乗客を対象に無料のPCR検査を実施しておりますのでこういった制度もご利用いただきたいと思います。

 

■外出・移動

それから、感染経路が不明な方の割合が約4割と増えております。感染経路が追いつけなくなっているのではないかというふうに思っております。あらゆる場所で市中感染が拡がり、無症状、軽症の方から知らないうちに感染が拡がるなど、いつどこで感染するかわからない、極めて危険な状況になっております。

民の皆さまにおかれましては、感染防止を図るために、不要不急の外出の自粛にご協力をお願いします。また、外出する必要がある場合も、極力家族や普段行動をともにしている方と少人数で、混雑している場所や時間を避けて行動してください。特に発熱等の症状がある場合は、外出や移動を自粛してください。

 

■飲食の場面

次に感染リスクが高い飲食の場面におきまして第三者認証など感染防止対策を徹底している店舗を選び、店舗の取り組みに協力するようにしていただきたいと思います。また少人数、短時間での開催ということ、あるいは会話時においてはマスクを着用し、食べながらの会話を控えるいわゆる黙食、静食に努める等、感染リスクを極力低下させるように心がけてください。また、お盆の機会に親せきが集まるような場、あるいは夏休みを利用したバーベキューといったような会合もできれば中止をしていただきたいと思いますが、どうしてもという場合には少人数、或いは感染防止対策をしっかりと徹底した上で実施をしてくださいますようお願いを申し上げます。また、家庭内での感染というものも拡大をしております。一人感染しますとおじいちゃん、おばあちゃんや小さな赤ちゃんまで家族の皆が感染をするといったようなケースがございますので家庭内においても感染防止の徹底これをしっかりとお願いしたいというふうに思います。

 

■事業者

業者の皆様におかれましては、換気や座席間の距離の確保、アクリル板等の設置など、業種別ガイドラインに従った感染防止策を徹底してください。また、在宅勤務、時差出勤をはじめ、テレワークが可能な事業所においてはテレワークを活用するなど、人との接触を低減する取組を行ってくださいますようお願い致します。

 

■若い世代の感染

内の感染状況を見ますと若い世代への感染が非常に急速に広がっております。8月における20歳代以下の世代の感染割合は前月比約1.4倍となっています。また、全体に占める20歳代の割合も30.3%となっております。

異株の影響もあり若い世代であっても重症化する事例もあります。先日は30代の方が自宅療養中に亡くなったという報道もございました。また、軽症であっても後遺症に悩む方の報告もなされております。重症化するリスクの高い方に感染を拡大する恐れもあります。

齢者の皆さんはワクチンを打ったからということで絶対大丈夫ということではありません。新型コロナワクチンは、感染を防止し収束に向かわせる切り札であり、1日も早く安心・安全な日常を取り戻すため、特に若い方で接種を希望される方は早めのワクチン接種をお願い致します。

町村においては、若年層のワクチン接種への協力をお願い致します。

 

■医療従事者等への感謝、差別・偏見

民の皆さまの命を守るために、長期間にわたり日夜献身的に貢献していただいております医療従事者の皆さま方、そして感染防止にご協力いただいている全ての関係者、県民の皆さまには、改めて感謝を申し上げます。

た、感染が拡大している中、感染者やその家族、治療にあたっている医療機関とその関係者、ワクチンの接種ができない方や、接種しないことを選択した方等に対する不当な差別や偏見、いじめ等がないよう、正確な情報に基づいた冷静な行動をお願い致します。

 

■最後に

日、本県は初めてのステージⅣという事態になっております。また、これまでも経験をしたことのない事態、新たな局面を迎えました。既に、鹿児島県自体も感染拡大地域となっております。

の感染状況が続きますと、近いうちに病床や宿泊療養施設が満床となると、そして自宅待機者が急増する等、医療サービスが充分提供されなくなるというような事態も考えられます。今がまさに正念場であります。都市部においては、自宅療養中に容体が急変し、適切な医療を受けられずに、自宅でお亡くなりになるようなそういったケースもみられるところであります。

めまして、再度のお願いでございますが、本県ではこのような事態が決して起きないように、県民の皆さまにおかれましては、新型コロナウイルス感染症に対する強い危機感をもって、いつ、どこで感染してもおかしくない、大変危険な状況であることを強く自覚していただいて、ご自身の健康・命を守り、また大切なご家族を守る行動をとっていただくよう、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

お問い合わせ

保健福祉部健康増進課健康推進係

899-5492 鹿児島県姶良市宮島町25番地

電話番号:0995-66-3293

ファックス番号:0995-67-0095

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