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南国食品「サネンの香るよもぎだんご」

だんご2

同郷の人に届ける奄美の味

鹿児島に住む奄美出身者にふるさとの味を届けたい―。有限会社南国食品代表の市田さんは今から38年前ふるさと奄美を離れ姉の住む姶良市に移住。同郷の人たちを喜ばせることはできないかと島で正月や節句に食べる菓子としてなじみの深い「よもぎだんご」をつくりはじめた。

蒸したて

思い出を頼りに再現

「若い頃、母がつくるよもぎだんごは特別なご馳走だった」とタツエさんは設備も専門的な知識もないなか、母の姿を思い出しながら、当時の味をそのままに再現。もち粉と砂糖、粉末にしたよもぎを使った無添加で素朴な味わいのだんごはほんのりと甘く青々としたよもぎの香りが心地いい。

サネン

香るサネンの葉

蒸しあがっただんごは沖縄や九州南部の暖かい地方に自生するショウガ科の植物サネン(別名 月桃)の葉で一つひとつ包むのが島流。琉球ハーブとも呼ばれるサネンは熱いだんごに触れると甘く清涼感のある香りが作業場の外までただよう。

包みたて

姶良のふるさとの味に

近年、南国食品のよもぎだんごは確かな味が評価され販路も拡大。市内のイベントにも積極的に出品し口コミでその人気がひろがっている。「今はたくさんの人に郷土の味を感じてもらいたい」と1日に約600個をつくり出荷。「お土産用に購入した県外の客から宅配便でも送ってくれと連絡がきたときは嬉しかった」と思い出しながら顔がほころぶ。市田さんの夫、故仁賢さんは短歌などで思いや情景を表現するのが得意。子や孫と一緒にだんごをつくる姿を見て「姑母の手ほどきうけて嫁孫等が仲良く手造る味の美味しさ」と詠んだ。あたたかな雰囲気の中、創業当時から変わらない方法でだんごはつくられ、第2のふるさと姶良でも家庭、そして郷土の味として愛されている。

作業場の情報

所在地

姶良市平松4069番地1

電話番号

67-1728

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